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電気通信大学 
燃料電池イノベーション研究センター 

特任教授 
岩澤 康裕 
イワサワ ヤスヒロ 
IWASAWA Yasuhiro 

1946年生まれ  
Tel.042-443-5921  
Fax.042-443-5483  
 
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名誉教授授与大学名
東京大学 

その他の所属・職名
大学院情報理工学研究科  基盤理工学専攻  特任教授  2011/04-現在 

経歴
電気通信大学  燃料電池イノベーション研究センター  センター長・特任教授  2011/04/01-2020/03/31 
電気通信大学  大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻  特任教授  2011/04/01-2020/03/31 
電気通信大学  大学院情報理工学研究科  教授  2009/04/01-2011/03/31 
東京大学  大学院理学系研究科  教授  1986/01/16-2009/03/31 
東京大学  理学系研究科・理学部  理学系研究科長・理学部長  2005/04/01-2007/03/31 
東京大学  理学系研究科スペクトル化学研究センター  センター長  2008/04/01-2009/03/31 
東京大学  理学系研究科・理学部  評議員  2001/04/01-2004/03/31 

学歴
東京大学  理学部  化学科  1968/03  卒業 
東京大学  大学院理学系研究科  化学専攻  博士前期  1970/03  修了 
東京大学  大学院理学系研究科  化学専攻  博士後期  1972/03  中退 

学位
理学博士  東京大学  1973/10 
理学修士  東京大学  1970/03 

研究概要
本研究室では、持続可能な社会のための次世代燃料電池触媒の開発と触媒表面設計およびin situキャラクタリゼーションを展開している。未来の機能表面を創り、ナノ粒子や固体表面のダイナミック挙動を解析し、触媒反応原理を明らかにすることは、依然として容易なことではなく高度な研究を必要とするが、科学的に重要な課題であるばかりでなく、エネルギー・資源・環境など喫緊の社会的課題の解決とも関連する社会の要請でもある。本研究室では、この要請を実現するために、X線分光学、表面科学、有機金属化学、物質科学などと融合した先進的触媒科学領域を発展させている。特に、SPring-8に時空間分解XAFS計測が可能な新ビームラインを建設し、触媒活性構造のin situ characterizationの発展、燃料電池触媒の開発設計と劣化機構の解明、選択触媒の開発研究を行っている。

岩澤研の研究成果の要約 (触媒化学・表面科学・放射光科学の発展への貢献)
1.表面科学、放射光X線分光学および金属錯体化学を表面化学と触媒化学へ融合し、最先端の触媒化学と表面科学を発展、
2.金属錯体とin situ表面分析法を用いて250以上の触媒活性構造の表面設計を実現、
3.放射光in situ XAFS(X線吸収微細構造)法を世界で初めて触媒作用機構の研究に適用し(1985年)、固体表面での触媒作用のメカニズムを分子レベルで解明することに成功、放射光科学を用いた触媒化学、表面科学の発展に貢献
4.in situ XAFSとin situ表面分析法による固体表面上の触媒作用の新現象・新概念・新機構の発見、
5.時間空間分解XAFSによる次世代燃料電池の開発設計指針と分子レベル反応機構の解明 

学内担当授業科目
2016  現代化学  後期  学部(昼間)  専門科目 
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学外担当授業科目
2009  化学反応学  東京大学 
2012  化学反応論  千葉大学 
2014  化学反応論  千葉大学 
2009  科学史  東京大学大学院理学系研究科 
2010  化学特別講義  慶応大学 
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海外教育研究活動
中国4大学・研究機関(Xiamen Univ., Peking Univ., Fudan Univ. Dalian Inst. Chem. Phys.)のiChEMプログラムの国際アカデミー委員として教育研究を指導  2014/10-現在  中国 
日印科学評議会  2005/04-2017/03  インド 
中国厦門大学化学研究院国際学術諮問委員として教育研究を指導  2012/01-2015/07 
中国厦門大学にて表面科学と触媒に関する国際シンポジウムと岩澤コンファレンスを開催し、中国と日本の若手研究者および博士課程学生の交流・情報交換の場を提供  2011/12-2012/03  中国 
日本学術振興会のアジア学術セミナーをインドにて開催しアジア地区の若手研究者や大学院学生の教育を実施  2010/09-2011/03  インド(アジアの各国から参加) 
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現在の専門分野
物理化学 
触媒・資源化学プロセス 
グリーン・環境化学 
機能物性化学 

研究キーワード
触媒化学 
表面科学 
放射光科学 
触媒表面の化学設計 
触媒のin situキャラクタリゼーション 
時空間分解XAFS 
燃料電池触媒開発 
原子分子レベル反応機構 
選択酸化触媒作用 
錯体触媒 
Catalysis 
Surface science 
Catalyst surface design 
In situ characterization 
Time-resolved XAFS 
Fuel cell catalyst development 
Reaction mechanisms 
Selective oxidation catalysis 
Metal complex catalysts 

現在の研究課題
時間空間分解XAFS法による燃料電池触媒解析  XAFS、時間分解、空間分解、燃料電池、触媒、in-situ キャラクタリゼーション  2010/05-現在  NEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)プログラム「時空間分解X線吸収微細構造(XAFS)等による触媒構造反応解析」を推進する。燃料電池イノベーション研究センター 目的 NEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)プログラム「固体高分子形燃料電池実用化推進技術開発/基盤技術開発/MEA材料の構造・反応・物質移動解析」のサブテーマ「時空間分解X線吸収微細構造(XAFS)等による触媒構造反応解析」を推進することを目的としています。 設置期間 平成22年5月1日~平成27年3月31日 役割 活動内容 新ビームライン建設(SPring-8)、ビームライン管理、ビームラインを用いた燃料電池XAFS研究、各種分光法・解析法による燃料電池触媒研究、シンポジウム/講演会/研究会開催、成果公開、分担研究拠点との連絡・調整、電通大XAFSプロジェクト分室(SPring-8)管理運営、マネージメントなどを行います。 期待される成果等 放射光からのX線をプローブに使用する革新的XAFS測定ビームラインを用いた時間分解、空間分解、深さ分解XAFSにより、相補的な触媒解析情報を合わせ、燃料電池触媒の構造変化と電子状態変化、溶解現象、電池作動時における電極触媒表面の電気化学的反応機構,触媒表面-アイオノマー結合様式、触媒毒の作用を解明し、高活性・高耐久性燃料電池触媒開発の具体的指針を提示します。それにより次世代燃料電池自動車の普及・実現が図られることが期待されます。 
触媒のin situキャラクタリゼーション  in situキャラクタリゼーション、触媒、動的構造変化  1984/04-現在  次世代燃料電池触媒開発のために、SPring-8に時空間分解XAFS計測用の新ビームラインを建設し、それを用いて燃料電池触媒のin situ時空間分解XAFS解析を行い次世代燃料電池触媒開発の指針を提供する。 
触媒表面の化学設計  触媒表面設計、表面合成、活性構造、触媒作用、表面キャラクタリゼーション  1984/04-現在  一貫して触媒化学の一つのゴールである触媒表面の化学設計に取り組んでおり、これまで幾つもの表面設計手法の提案を行い、表面の活性構造のキャラクタリゼーションの発展・確立を先導してきた。国内外の多くの研究者が直接或いは間接的に影響を受けていると言える。 
選択酸化触媒開発と触媒作用機構の解明  選択酸化触媒、反応機構、時間分解XAFS,in situ characterization  2010/04-現在  選択酸化触媒作用は多くの化学産業を支える重要な触媒プロセスを実現している。ベンゼンから酸素により直接フェノールを合成することは永年困難と考えられてきたが新型レニウム触媒の発見により工業化の一つの壁である転化率5%、選択性50%以上を同時に達成することが可能となった。さらに高性能の触媒開発を推進している。 

著書
著書  XAFS Techniques for Catalysts, Nanomaterials, and Surfaces  Y. Iwasawa, K. Asakura, M. Tada  Springer  2016/11 
著書  ベーシック表面化学(4刷)  岩澤康裕、中村潤児、福井賢一、吉信淳  化学同人  2015/09/20 
著書  触媒の設計・反応制御 事例集  岩澤康裕  技術情報協会  753-760  2013/05 
著書  現代表面科学シリーズ1 終章  岩澤康裕  共立出版社  249-252  2012/03 
著書  現代表面科学シリーズ1 表面科学こと始め  中村潤児、岩澤康裕  共立出版社  192-206  2012/03 
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論文
一般論文  有  Simultaneous Operando Time-Resolved XAFSXRD Measurements of a Pt/C Cathode Catalyst in Polymer Electrolyte Fuel Cell under Transient Potential Operations  共著  O. Sekizawa, T. Uruga, K. Higashi, T. Kaneko, Y. Yoshida, T. Sakata, and Y. Iwasawa  ACS Sus. Chem. Eng.  5, 3631-3636  2017 
一般論文  有  Surface-Regulated Nano-SnO2/Pt3Co/C Cathode Catalysts for Polymer Electrolyte Fuel Cells Fabricated by a Selective Electrochemical Sn Deposition Method  共著  K. Nagasawa, S. Takao, S. Nagamatsu, G. Samjeské, O. Sekizawa, T. Kaneko, K. Higashi, T. Yamamoto, T. Uruga, and Y. Iwasawa  J. Am. Chem. Soc.  137, 12856-12864  2015 
一般論文  有  Same-View Nano-XAFS/STEM-EDS Imagings of Pt Chemical Species in Pt/C Cathode Catalyst Layers of a Polymer Electrolyte Fuel Cell  共著  S. Takao, O. Sekizawa, G. Samjeské, S. Nagamatsu, T. Kaneko, T. Yamamoto, K. Higashi, K. Nagasawa, T. Uruga, and Y. Iwasawa  J. Phys. Chem. Lett.  6, 2121-2126  2015 
一般論文  有  Mapping Platinum Species in Polymer Electrolyte Fuel Cells by Spatially Resolved XAFS Techniques  共著  S. Takao, O. Sekizawa, S. Nagamatsu, T. Kaneko, T. Yamamoto, G. Samjeské, K. Higashi, K. Nagasawa, T. Tsuji, M. Suzuki, N. Kawamura, M. Mizumaki, T. Uruga, and Y. Iwasawa  Angew. Chem. Int. Ed  53, 14110-14114  2014 
一般論文  有  Key Structural Kinetics for Carbon Effects on the Performance and Durability of Pt/Carbon Cathode Catalysts in Polymer Electrolyte Fuel Cells Characterized by In Situ Time-Resolved XAFS  共著  T. Kaneko, G. Samjeské, S. Nagamatsu, K. Higashi, O. Sekizawa, S. Takao, T. Yamamoto, X. Zhao, T. Sakata, T. Uruga, and Y. Iwasawa  J. Phys. Chem. C  120, 24250-24264  2016 
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研究発表
国際会議基調講演  http://www.iwasawalab.pc.uec.ac.jp/   岩澤研HP参照  有  Yasuhiro Iwasawa  2015  URL 
国際会議招待講演  岩澤研HP参照  岩澤研HP参照  有  Yasuhiro Iwasawa  2015 
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知的財産権
特許  固体高分子形燃料電池及びケーブル供給機構  2015-90104  2015/04/27  2016-207556  2016/12/08  出願 
特許  固体高分子形燃料電池並びに計測装置及び方法  特願2015-040105  2015/03/02  特開2016-162587  2016/09/05  出願 
特許  固体高分子形燃料電池kソード用の触媒およびそのような触媒の製造方法  特願2013-41734  2013/03/04  特開2014-168747  2014/09  出願 
特許  ベンゼンからフェノール合成用触媒  特願2009-55354  2009  特許第5258356  2013/05/02  出願 
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受賞
紫綬褒章  2003/11/12 
日本化学会賞  2004/03/27 
日本化学会名誉会員称号  2013/03 
日本表面科学会名誉会員称号  2016/05/21 
FACS創立レクチュアシップ賞2015  Contribution to Physical Chemistry  2015/11/18 
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研究員受入れ
国外  ポスドク  インド  JSPS海外特別研究員  学術振興会等  2016-2018 
国外  ポスドク  インド  JSPS海外特別研究員  学術振興会等  2016-2018 
国外  ポスドク  China  電通大特任助教(NEDO経費)  NEDO燃料電池プロジェクト  派遣元  2014-2018 
国外  ポスドク  China  電通大特任助教(NEDO経費)  NEDO燃料電池プロジェクト、選択酸化触媒作用  派遣元  2015-2016 
国外  ポスドク  インド  本田技術研究所  選択触媒の解析研究  派遣元  2009-2010 
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科学研究費助成事業
高効率選択酸化及び燃料電池酸化触媒の開発とリアルタイム構造情報に関する研究  基盤研究(S)  2006-2010 
新規高効率触媒作用創出のための完全反応制御と反応原理解明に関する分子理論的研究  特定領域研究(公募)  2008-2009 
触媒表面構造ダイナミクス  特定領域研究(計画)  2004-2006 
モレキュラーインプリンティング不斉触媒の開発と分子認識機能の創出に関する研究  基盤研究(A)一般  2003-2005 
21世紀COEプログラム「動的分子論に立脚したフロンティア基礎化学」  その他  2002-2006 
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共同・受託研究実績
時間空間分解XAFS等計測技術を用いた燃料電池触媒構造反応解析  2015-2020  受託研究  出資金による受託研究 
時空間分解X線吸収微細構造(XAFS)計測技術の開発と燃料電池触媒構造反応解析  2010-2014  受託研究  出資金による受託研究 
XAFSを用いた燃料電池触媒研究  2009-2010  共同研究  国内共同研究 
炭化水素類の選択酸化触媒の開発研究  2009-2010  共同研究  国内共同研究 
固体高分子形燃料電池実用化戦略的技術開発/劣化機構解析とナノテクノロジーを融合した高性能セルのための基礎的材料研究  2009-2009  受託研究  出資金による受託研究 
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公開講座・講演会等
SPring-8 BL36XUビームライン竣工3周年記念成果公開シンポジウム  電気通信大学 分子科学研究所  2016/08/02  岡崎コンファレンスセンター 
電気通信大学産学官連携Day  電気通信大学  2014/06 
わが国の大学ベンチマーク2011----今後の大学  JST、政策大学院大学  2012/09/26  東京 
科学夢ロードマップ  日本学術会議  2011/08/25  東京 
サイエンスアゴラ  JST  2010/11/21  科学未来館 
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所属学協会
日本学術会議  2005/10-現在 
日本化学会  1968/04-現在 
アメリカ化学会  1994/01-現在 
英国王立化学会  2014/01/01-現在 
触媒学会  1970/04-現在 
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会議・研究会等
ISHHC-16 (International Symposium on Relations between Homogeneous and Heterogeneous Catalysis  Honorary Chair  2013/08 
IACIS2012  名誉組織委員長, Plenary Lecturer  2012/05/13 
日本化学会第92春季年会  学会会長  2012/03/26 
日本化学会第90春季年会  学会会長  2010/03/26 
日本表面科学会創立30周年記念表面科学国際シンポジウム  国際諮問委員会委員長  2008/11 
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委員会・審議会等
日本学術会議東日本大震災調査検討委員会  委員長  2012/01-現在 
北陸先端科学技術大学院大学経営評議会  委員  2014/04/01-現在 
花王科学芸術財団選考委員会  各種賞選考委員  2003/01-現在 
野口研究助成選考委員会  委員長  2009/01-現在 
文科省文化審議会文化功労者分科会  委員  2012/08-2012/12 
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産学官連携・国際協力事業等
国際協力事業等  科学技術省(DST)  日印科学協力事業  日印評議員(表面科学領域担当)  2000/01-2017/03 
国際協力事業等  英国王立化学会  日英学術交流  日本化学会ー英国王立化学会とのコーディネーター  2007/03-現在 
国際協力事業等  中国化学会  日中学術交流  日本化学会―中国化学会とのコーディネーター  2009/03-現在 
産学官連携  本田技術研究所  2009/04-2011/03 
産学官連携  三井化学  2008/10-2013/03 
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他大学等教育支援
客員教授  燃料電池NEDOプロジェクト推進(山梨大学)  2008/04-2011/03 
主任客員研究員  JASRI/SPring8  2007/04-2016/03 
客員教授  Xiamen University、China  2004/12-2007/11 
非常勤講師  化学反応論(千葉大学)  2000/04-2016/03 
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マスコミ取材
新聞  読売新聞  ノーベル化学賞および我が国の科学技術政策  2015 
新聞  日刊工業新聞  NEDO燃料電池最先端研究開発プロジェクト  2012 
その他  化学工業日報  化学の夢ロードマップ:最先端研究室紹介  2012/06/07 
その他  SPring-8光のひろば, Utube  燃料電池触媒XAFS研究と電通大新ビームライン  2012/05/10 
新聞  日刊工業新聞  化学の役割  2012/04/05 
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社会貢献活動
学術雑誌関係  表面  1994/01-現在  編集幹事 
学術雑誌関係  Phys.Chem.Chem.Phys.(PCCP)  2011/01-現在  Editorial Advisoary Board 
学術雑誌関係  Catalysis Review  1991/01-現在  Editorial Advisoary Board 
学術雑誌関係  Catalysis Letters  1992/01-現在  Editorial Advisory Board 
学術雑誌関係  Topics in Catalysis,  1994/01-現在  Editorial Advisory Board 
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学内委員会等
東京大学理学系研究科教育会議  議長  2005/04-2007/03 
東京大学理学系研究科教授会  研究科長  2005/04-2007/03 
東京大学部局長会議  東京大学理学系研究科長・理学部長  2005/04-2007/03 
東京大学評議会  東京大学評議員  2001/04-2004/03 
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